Compositor: Takuya
君のいない街 枯れそうな陽 自転車こぐ足
あんなに邪魔だった重みなくて
からまわり空を切った
金曜週末 渋谷の駅 並んだホーム
あんなに楽しそうな顔をして
僕達もいたのかな
河川敷のみえるグラウンド
月が顔を出した
家路走って行く少年の
甲高い笑い声
いつも一緒に行ったスーパー 夕暮れに
スカスカの袋 今日もひとりぶんだけ
いつか大人になったら
寂しいと言わずに生きれる日々が
来るのでしょうか
君のいない街 派手な暮らし 作った笑顔
どんなに取り繕おうともがいても
虚しさは 風化せず
埃かぶった押し入れ段ボール
まにまに引き出した
脂ばしっていた少年も
今は遠い日の午後
いつか一緒にやったサッカー 公園で
ブカブカの靴も 今日はひとりぶんだけ
いつか大人になったら
寂しいと言わずに生きれる日々が
来るのでしょうか
日々が来るでしょうか
君のいない街で